ズッキーニとは、地中海沿岸地方でよく使われる、北アメリカ南部原産の野菜です。1970年代後半ごろのイタリアン料理ブームとともに一般に出回るようになりました。
外見はきゅうりに似ていますが触感は、なすのような不思議な野菜。じつは、カボチャの仲間です。
カボチャよりも糖質がすくなく、かぼちゃより低カロリーでも食べ応えがあり、いろいろな料理法があるので、ダイエットにもおすすめな食材ズッキーニ。そんなズッキーニをお家で上手に育てる方法を調べてまとめてみました。
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ズッキーニを上手に育てる5つのポイント
家庭菜園の場合は、苦土石灰を使って土を中和しましょう
まず最初に土づくりからです。苦土石灰を混ぜて元肥を十分与えた畑に5月ごろに苗を植えつけます。苦土石灰を混ぜるのは土を中和するためです。日本の土壌はほとんどは酸性の土壌なので石灰による中和が必要です。
苗ではなく種から育てたい方は、4月ごろ80センチの感覚をあけて4粒づつ種まきしましょう。ホットキャップという1株づつの温室のようなカバーをかけると良いでしょう。本葉3枚になるまでに1か所1本になるように間引きをしましょう。
乾燥すると生育が悪くなるので注意しましょう
乾燥すると著しく生育が悪くなるため注意が必要です。乾燥対策として、株の根本を敷きワラや、畝を覆うポリエチレンフィルムなどを利用することもおすすめです。
ポリエチレンフィルムは、乾燥以外にも雑草を生えるのを防いだり、雨の跳ね返りを防いでくれたり、土の中の養分を保つ効果もあります。乾燥させないよう気を付けてズッキーニを育てましょう。
たくさん収穫するためには追肥をしましょう
たくさん収穫するためには追肥が必要です。上手に育てると、1株でなんと!20本から30本ほど収穫することができるのです。忘れずに追肥をして、たくさん収穫しましょう!
通常、6月中旬から7月にかけて開花が始まると次々に花が咲き、実を結びます。雌花の開花後5日から10日で収穫しましょう。
またズッキーニの雄花は毎日のように咲き、お浸しのなどにして食べることもできます。花が咲き始めると肥料の吸収がよくなるので、週に1回ほど液肥を与えるとよいでしょう。
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コンテナや鉢などベランダ菜園では小型種を選びましょう
ズッキーニはベランダなどで、コンテナ、プランターや鉢などを利用しても育てることができます。その際にはズッキーニはなるべく小型種を選ぶことが上手に育てるポイントです。
鉢の場合は深さがあり(20センチから30センチ)、口径広めの(40センチ以上ある)鉢を選びましょう。コンテナやプランターや大き目な鉢に一度に何株か植える場合は、株と株の間は、20センチほどあけましょう。
苗を植える時期は家庭菜園と同じく5月ごろがよいでしょう。根が付いたころから10日に1回ほど液肥を与えましょう。株元の土が減ってきてしまったら土寄せをしましょう。苗がぐらついてきたら支柱を立てるとよいでしょう。
ベランダ菜園では日あたりが良すぎるとかなり乾燥してしまうので、乾燥に注意して育てることも大切です。
早めに収穫することで株を弱りにくくなります
ズッキーニには雄花と雌花があり、雌花の開花後5日から10日が収穫に適しています。雌花が咲き終わると花の下の子房が膨らみズッキーニが出来てきます。長さが7センチから10センチほどが収穫に適しています。
適した大きさになったら、根本をはさみで収穫しましょう。早めに収穫することで株を弱りにくくさせることができます。収穫の時期を見誤らないようにすることも大切です。
もう少し早めに4日目くらいで収穫した若く新鮮なズッキーニは生で食べるのもおすすめです。
1センチ角くらいのサイコロ状にカットして、水切りヨーグルト・塩・コショウ・マヨネーズを混ぜた自作のクリーミーなドレッシングなどで食べるととっても美味しくておすすめです。
いかがでしたか?
自分で育ててる人ならではの楽しみ方。上手く育てられたらぜひ試してみてください。生で食べる際は、端の部分は苦味があるので切り落としましょう。
収穫した新鮮なズッキーニは片栗粉をつけて唐揚げにしたり、素材の味を生かした調理法もおすすめで、和食にもピッタリ。
ズッキーニというと、イタリアン料理を思い浮かべる方も多いかと思いますが、野菜の素材をそのまま味わえる和食での調理にもおすすめな野菜なんです。
まとめ
ズッキーニを上手に育てる5つのポイント
・家庭菜園の場合は、苦土石灰を使って土を中和しましょう
・乾燥すると生育が悪くなるので注意しましょう
・たくさん収穫するためには追肥をしましょう
・コンテナや鉢などベランダ菜園では小型種を選びましょう
・早めに収穫することで株を弱りにくくなります
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