大豆の栽培なんて自分でできるの?と驚いた人は多いでしょう。大豆は納豆や豆腐、しょうゆなどあらゆる食材として、形を変えて私たちの食生活に登場しています。
大豆にはイソフラボンという成分が含まれ、女性ホルモンの働きをサポートするため、美容やダイエット、アンチエイジングにも大人気。こんな健康食品になる大豆ですが、栽培するにはなにからスタートすればよいのでしょうか。
最近ブームになっているガーデニング、お花だけでなく野菜類も簡単に栽培できるようにあらゆるツールやグッズが販売されています。大豆の栽培に興味を持った人のために、どんな点に注意するべきか大切なポイントをご紹介していきましょう。
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大豆の栽培の知識で得ておきたい5つのもの
種まきと収穫のスケジュールについて
大豆の栽培なんて、考えたこともなかったという人はとても多いと思いますが、簡単に栽培ができる種類のひとつなので、ビギナーにもオススメです。
まず知っておきたいことは大豆栽培のスケジュールについて。種まきは6月中旬から7月、収穫は11月中旬から12月の初旬になります。
品種や栽培地域によって若干異なりますので、詳しいことは近所のホームセンターのスタッフに相談してみましょう。
大豆と言っても種類はひとつでなくいくつかの品種があります。ビギナーにも簡単な種類は、鶴の子大豆、めぐろ玉、エンレイ、黒大豆などがオススメ。また大豆を畑で育てる場合は、マメ科に共通することで連作を嫌うため2年は続けないようにしてください。
栽培に必要なものを準備する
広い畑がなくても、大豆の栽培はOK。準備するものは大き目の鉢かプランターと野菜用培養土。本格的に栽培するなら畑のほうが良いので、土壌を種まきの前に準備しておきましょう。
畑の場合は発芽した後野鳥に狙われてしまうため、ネットをかぶせて防護するか、種の状態から苗栽培用のポットを使って育てることも可能です。
大豆の栽培に適した土壌は、弱アルカリ性で水はけがよいところ。種まきは30~40㎝間隔で、一か所に3粒を目安に種をまきます。
深さは2~3㎝程度、種を入れたら上から土をかぶせておきましょう。大豆は水分が多すぎると種が腐ってしまいますので、種まき後に水やりをする必要はありません。また市販の大豆の苗からスタートすることもできますので、この場合はポットから根を軽くほぐして取り出し、同様に間隔をあけて植えましょう。
水やりと普段の手入れのコツ
普段のお手入れ、水やりの注意ですが、大豆は根を浅く張るので水を吸収する範囲が狭いことが特徴。土の底面が湿っていても根が張る上面は乾燥しやすいため、表面が乾いて来たら水やりをしましょう。
注意したい時期は開花~結実期までで乾燥しやすい時期は、とくに毎日観察してくださいね。肥料は大豆などのマメ科の場合、空気中から窒素を取りこむ特性があり、肥料は少なくても大丈夫。逆に肥料をあげすぎると生育不良を起こす可能性があるのでご注意くださいね。
植え付けの際に堆肥もしくは緩効性肥料を土に混ぜておく、花が咲いたら固形肥料をあげて2週間に1度の割合で液肥を与えましょう。また注意したいのが害虫、実がつき始めた時にカメムシによる被害が多く、成長が止まってしまう場合も。
鳥害も心配なのでまとめて予防するためには、防虫ネットを使うと安心です。また大豆はモザイク病も発生することがありますので、アブラムシを発見した時は専用の殺虫剤をホームセンターで購入して使用しましょう。
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土寄せで実をたくさんつける
大豆の栽培で実をたくさんつけさせるには、摘心をしないといけません。本葉が4枚ほどになったときに茎の先端部分を切り取ります。また土寄せをして苗をしっかり支えましょう。
やり方ですが本葉が1枚出た時と3枚になったときに、株元に土を寄せて苗を固定させます。大豆は根が浅いため倒れやすい特徴がありますので、土寄せは元気に影響を吸収するためにも忘れずにやっておきましょう。
収穫と保存の方法について
大豆栽培でいよいよ収穫の時期。収穫するのは秋で10月~11月頃になるとサヤのなかの大豆は熟成して準備万端です。収穫のタイミングはサヤをフリ音がカラカラと鳴ったとき。
収穫時期になると、大豆のサヤは茶色に変色して枯れてしまったかと思うほどの色になりますが、サヤの中ではまだまだ大豆は生育を続けています。
カットしてサヤを収穫したら2週間ほど日陰で乾燥させます。そのあと大豆をサヤから取り出して食べてください。
枝豆として食べる時は葉が濃い緑の時に収穫しましょう。大豆を保存するときは通気性のよい袋にいれて常温保存、乾燥剤を入れた瓶でも大丈夫です。
いかがでしたか。
大豆の栽培は、短期間でできるので発育する様子を見るのはとても楽しいですね。収穫した大豆はきな粉にしたり、枝豆で食べたりするなど色々な料理が楽しめます。
何よりも自分で栽培した大豆は安心して食べられて、収穫するまでの楽しみもさらに美味しさをアップしてくれそうです。
購入した大豆ではなく、今度は自分で栽培した大豆で気分を変えてみませんか。
まとめ
大豆の栽培の知識で得ておきたい5つのもの
・種まきと収穫のスケジュールについて
・栽培に必要なものを準備する
・水やりと普段の手入れのコツ
・土寄せで実をたくさんつける
・収穫と保存の方法について
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