山椒の育て方で押さえておきたい5つのこと

山椒の育て方で押さえておきたい5つのこと冬から春にかけて植え時期の山椒。ミカン科で、主に原産地は日本または朝鮮半島。薬味に使われる山椒はちょっとした調味料に使いたくなりますね。「山椒を育ててみたいけど自宅で育てることができるの?」「今年は山椒を育ててみようと思うけど育てられるかしら」と思っている人もいるのではないでしょうか。

 そこで山椒を育てる時のポイントについて5つご紹介していきましょう。植物にも個性があり、得手不得手があります。植物が好む生活環境を整えてあげて、過ごしやすいようにしてあげる事が一番のポイントでしょう。植物を毎日お世話する事で植物に対しての愛情も湧きますし、愛情をかけた分答えてくれるのでやりがいがあると言えるでしょう。


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山椒の育て方で押さえておきたい5つのこと

 

枝切りは落葉期に行う

山椒を育てる時に押さえておきたいポイントのひとつとして枝切り(間延びした枝を切ったり、重なった部分の枝を切り落とすこと)を落葉期に行うこと。成長期に刈り込みをしてもある程度耐える山椒ですが、ベストなタイミングは落葉期です。落葉期前の成長期に伸びた枝の中では短いものの中に花が付くものもありますので切り落とさないように気をつけましょう。

「山椒を育てているのはいいけれどそろそろ枝を切りたくなってきた」「枝を切るタイミングってあるの?」と悩んでいた人にとってはひとつのポイントになったのではないでしょうか。特に密集地帯の家に住んでいる人はお隣さんに迷惑がかかることを気にする人もいるかと思いますのでその点は臨機応変に対応しましょう。

 

乾燥に気をつける

山椒の育て方で押さえておきたいポイントのひとつは「乾燥」に気をつける事です。参照は根の張りが浅いので乾燥しやすいという特徴を持っています。特に夏は乾燥しやすくなってしまいますので朝などにたっぷりとあげるようにしましょう。

また、鉢植えの場合は土の表面がカラカラに乾いてしまったと感じたら早めにお水をあげるようにしましょう。地植えの時は藁などを株元に敷いて乾燥させないようにするのがポイントです。

逆に梅雨時期は過湿になりやすいので水がたまらないように気をつけるようにしましょう。その季節によって植物の管理も変えて行かなければなりません。植物によって個性が違うという話をしましたが、山椒はこういった特徴を持っている事を踏まえておくことで長く花を咲かせ楽しませてくれる事でしょう。

 

病気対策を行なう

山椒の育て方で押さえておきたいポイントのひとつは「病気対策」です。植物に個性はありますが、かかりやすい病気もそれぞれ違います。山椒の場合気をつける病気は白絹病や害虫やアゲハ蝶の幼虫などです。

じめじめした極端に湿度の高い環境にて株元に白いカビが生えて木が腐ってしまい枯れてしまう病気を「白絹病」といいます。この病気にかかってしまうと治療は難しくなり、株を処分しなければならなくなりますので気をつけるようにしましょう。乾燥が苦手だけれど湿気が多くてもダメという事で毎日の管理が大切になってきます。

また病気ではないですが、アゲハ蝶の幼虫が葉を食害したりしますので見つけたらすぐに捕るようにしましょう。アゲハチョウの幼虫は体も大きく食欲も旺盛ですので、葉っぱを全部食べられて木が丸坊主になることもありますので気をつけましょう。

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根増やしを行う

「山椒を通年育てて行きたい」「もっと増やしたい!」という人にとって山椒を育てる時にやっておきたいポイントのひとつが「根増やし」です。

根増やしとは、株元にスコップを数カ所差し入れて太い根を切って、根が切られたことにでそこから細かい根が出てきますので(あらかじめ細かい根を出させると植え替え後の根づきが良くなります)落葉期になったら大きめに掘りあげて他の場所に植え付ける事をいいます。

掘り上げた際はできるだけ周りの土を落とさないように気をつけます。地植えにしているものを他の場所に植え替える場合は9月頃がいいでしょう。また新しい山椒を買わずとも出来る事ですので是非押さえておきたいポイントのひとつです。

 

肥料やりは冬に

山椒の育て方で押さえておきたいポイントのひとつは「肥料」を冬の落葉期に与えるということ。いつでも与えればいいという事ではなく、こちらもタイミングがありますので是非チェックしておきましょう。

ただし、葉や実を収穫すると株が弱る場合があるので、生育に応じて収穫後の夏~秋にも肥料を与える場合がありますので、日頃から山椒の様子を見ておくことをおすすめします。

 

いかがでしたか?

常に植物を育てている人はこの大変さがわかるかと思いますが初心者の人にとっては「こんなに大変なんだな」と思ったのではないでしょうか。

しかし山椒は育てる難易度は普通なので、日頃から気をつけてあげて、ポイントをしっかりと押さえておけば大丈夫でしょう。是非山椒を育てる時の参考になれば幸いです。

 

まとめ

山椒の育て方で押さえておきたい5つのこと

・枝切りは落葉期に行う
・乾燥に気をつける
・病気対策を行なう
・根増やしを行う
・肥料やりは冬に

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