ペニーロイヤルミントの5つの魅力を知ろう!

ペニーロイヤルミントの5つの魅力を知ろう!数あるハーブの中でも生命力が強く香りも良い「ペニーロイヤルミント」をご存知ですか?

元々は西アジア原産である「ペニーロイヤルミント」には様々な魅力があり、ガーデニング用としても人気があるハーブです。

今回は「ペニーロイヤルミント」の魅力をご紹介したいと思います。


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ペニーロイヤルミントの5つの魅力を知ろう!

 

防虫効果

ペニーロイヤルミントに防虫効果があるというのは有名で、昔はノミ除けとしてペニーロイヤルミントの葉をペットの首輪に仕込んでつけていたという説もあります。

稲、ナス、豆類などの農家ではカメムシの被害にあっている所が多く、ペニーロイヤルミントの防カメムシ効果が注目されています。ペニーロイヤルミントの臭いは通常のミント臭である「カルボン」ではなく「d-プレゴン」というモノで毒性を持っているのでカメムシの他にアリやノミにも効果的なんですね。

しかし他のミントやシソ植物と交雑しやすく、その結果防虫効果のあるミント臭が弱くなってしまう場合もあるので気を付けて下さい。

また防虫効果があるペニーロイヤルミント自体にアブラムシやエカキムシがつく事があります。効果がある虫と無い虫がある事も覚えておいてくださいね。

 

グランドカバーとして

ペニーロイヤルミントは繁殖力が強く、葡萄茎を伸ばして広範囲にわたって広がるので、玄関やアプローチのグランドカバーには最適でしょう。踏まれてもなかなか枯れる事はなく、5月~6月以降にはミントの香りも楽しめてリラックス効果もありますよ。犬や猫を飼っているなら、出入りをする場所に植えておくとノミ除けに効果的です。

芝生と同様「地被植物」の一種なので、地表面の地肌を隠す事ができます。芝生と違うのは、ペニーロイヤルミントは踏む度にミントの香りがして爽やかな気分になれるという事です。

頑丈なのはメリットですが、成長すると草丈が30センチほどまで伸びる場合もあるので、こまめに手入れをしなければいけません。また寒さに弱いという特徴もあり、霜にあたると地上部は枯れてしまいます。根が枯れていなければ春になればまた芽を出しますが、あまりに寒い冬だと根まで枯れてしまうので、凍結してしまうような地域では栽培が難しいでしょう。

 

名前の由来

「ペニーロイヤル」という名前は、イギリスの最小硬貨である「ペニー」(日本で言う所の1円玉)に由来していると言われています。和名は「目草薄荷」(めぐさはっか)であり、シソ科ハッカ属の多年草です。

南ヨーロッパから西アジアが原産地で、湿った草地や河岸に生えて、高さは40センチ~60センチにまで成長する事もあります。8月~10月頃にうす紫色の花を咲かせますが、他のミント類と違って球状になるのが特徴です。

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育て方のポイント

寒さに弱いので、植えつけはある程度暖かくなってからの方が良いですね。地面に直接の場合もプランターの場合も、市販の培養土かハーブ用の培養土使用すると良いでしょう。

日光を好むペニーロイヤルミントですが、何と言っても丈夫なので半日陰や日照時間が1日2時間程度でもしぶとく生息できます。寒さにだけ注意すれば、枯れる事はほとんどないでしょう。

ハーブは比較的乾燥を好む傾向がありますが、ペニーロイヤルミントは水切れに弱いです。特に真夏の乾燥する季節は、毎日朝晩2回水やりをしないと元気がなくなってしまいます。鉢植えの場合は鉢から水がしみ出すくらいたっぷりとあげましょう。

2株購入して地面に植えたとしても、1カ月もあれば相当広い範囲に広がります。急いで地面を埋め尽くしたい場合は4~5月以降に植えると良いですよ。

10㎝くらいの所で摘んで地面に差しておくだけでも挿し芽に成功するので、増やすのは簡単です。増えすぎて根詰まりを起こす事もあるので、それを防止したい場合は3月頃に一旦根ごとすべて撤去して土を耕してからまた植えるのもオススメです。

 

ハーブティーの効果

ペニーロイヤルミントはハーブティーにしても効果を発揮します。

通常のハーブティーのように習慣的に飲まなければ効果が出にくいという事がなく、少し体調がすぐれない時にだけ飲んでみるような感覚で十分です。

秋から冬にかけての季節の変わり目は体調を崩しやすい季節でもありますし、免疫力も低下しやすくなります。この時期に体調を崩してしまうと、翌年に待っているインフルエンザや花粉症シーズンを迎えてからも簡単に発症してしまう可能性が高くなるので気を付けたいですよね。

ペニーロイヤルミントは生姜と同じように体を温めて発汗作用があり、さらに腹痛緩和や生理不順にも効果的なので、体調がすぐれない時の食後や就寝前に飲むのがオススメですよ。

しかし気を付けたい点もあります。一度に過剰に摂ると、嘔吐や発熱などの過剰症を引き起こす場合があるので、各商品に記載してある摂取量を厳守してください。また妊娠中や肝臓疾患を持っている方は控えて下さい。特に妊娠中の方は、ペニーロイヤルミントの主成分である「メントール」が子宮の収縮を刺激して流産してしまう恐れもあるので、絶対に口にしないようにして下さいね。

 

いかがでしたか?

ミントには色々な種類がありますが、ペニーロイヤルミントは非常に個性的なミントと言えるでしょう。

鑑賞用として、防虫用として、ハーブティー用としても活躍するペニーロイヤルミントを栽培して、是非その魅力を十分に楽しんでくださいね。

 

まとめ

 ペニーロイヤルミントの5つの魅力を知ろう!

・防虫効果
・グランドカバーとして
・名前の由来
・育て方のポイント
・ハーブティーの効果

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