パセリの育て方で気を付けたい5つのポイント

パセリの育て方で気を付けたい5つのポイント「パセリ」と言えば付け合わせの定番野菜ですが、実は栄養満点で高い美容効果も期待できるのをご存知でしょうか?

しかもパセリは自宅で簡単に育てることができます。スムージーの材料にしたり、パスタに混ぜたり、使い方は沢山ありますよ。今回はパセリの育て方について詳しくご紹介するので、これを機会にあなたも家庭菜園でパセリを育ててみませんか?


 

スポンサーリンク


 

パセリの育て方で気を付けたい5つのポイント

 

パセリについて知ろう!

 地中海沿岸が原産地であるパセリが利用されるようになったのは古代ローマ時代にさかのぼり、当時最も利用率が高かったハーブと言われています。その後何世紀にもわたって世界中に広まり、日本には18世紀にオランダ人によって伝えられました。

当時はオランダから入ってきたセリ科の植物であることから「ヲランダゼリ」と呼ばれ、主に長崎で栽培されていました。意外なことにアメリカに伝わったのは日本よりも遅い19世紀頃ですが、普及するスピードは日本よりも早かったようです。

現在日本やアメリカでは縮んだ葉のパセリが使われることが多いですが、ヨーロッパではイタリアンパセリのような平葉種がポピュラーになっています。

品種はいくつかありますが、日本で育種された「中里パセリ-」や「グランドパセリ-」が栽培しやすいと言えるでしょう。

 

植え付け

 パセリは酸性の土では育ちにくいので、庭植えをする場合は、植え付けの前に石灰を混ぜ込んで酸性を中和する必要があります。水はけの悪い土壌や粘土質の土を嫌うので、腐葉土や砂などを混ぜて改良する必要もあるでしょう。

鉢植えの場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。

日当たりが良い場所か明るい日陰で育てますが、日当たりだと濃くて硬めのしっかりしたパセリになり、明るい日陰だと柔らかいパセリに育ちます。

寒さには強く、5度以上あれば冬を越せるので、霜には注意してください。また強い風が当たる場所は葉が傷んでしまうので、ネットをかけるなどして防風対策をすると良いですよ。

 

お手入れ方法

 初夏になると茎が伸びて花が咲きますが、そのままにしておくと弱って葉が少なくなってしまうので、次の年も収穫したいのであれば花は早めに摘んでしまうのがオススメです。基本的には2年草なので、自然に枯れてしまった場合は寿命だと思ってあきらめてください。

乾燥に弱いという特徴があるので、生育期間である春から秋はたっぷりと水やりをして乾かさないように注意しましょう。しかし水が溜まってしまうと株元が腐ってしまう場合もあるので、水はけの良い土を使うことが大変重要なポイントになります。

肥料は植え付け時にあげれば、あとは様子を見ながら判断しますが、冬はあげる必要ありません。

パセリは丈夫な植物なので特にかかりやすい病気はありませんが、水はけの良い土壌や風通しの良さをキープしないと「軟腐病」にかかってしまいます。

注意しなければいけない害虫は「ヨウトムシ」ですが、夜行性なので昼間は土の中にいることが多くなかなか見つけることができません。葉や茎が少しでも食べられている形跡を見つけたら、全部食べられる前に、株本の表面を軽く掘って退治しましょう。

 

スポンサーリンク

増やし方

 種をまくのが一番簡単な方法です。時期的には春だったら4~5月、秋だったら9月~10月が発芽しやすい時期ですよ。種は植える前の晩から水に浸けておくと芽が出やすくなるでしょう。

発芽するためには光が必要になりますが、とはいえ土をかぶせなければ種が乾燥してしまうので、2mm程度の深さに埋めるようにしましょう。

パセリは太い根っこがあまり枝分かれしない「直根性」という特徴を持っているので、植え替えをする場合は苗が小さい時期に行わないと根付きが悪くなります。また植え替える場合は根を切らずにそのまま慎重に行うようにしましょう。

 

収穫

 収穫できるようになったからと言ってゴソッと沢山採ってしまうと生育が弱ってしまう原因になるので、外側から使用する分だけ収穫するようにしてください。1株当たり最低でも10枚くらいは葉を残すことで、定期的に収穫することができますよ。夏場は日差しのせいで葉が硬くなりやすいので、やや若い葉でもこまめに収穫するようにして、新しい葉が出やすいようにしてあげましょう。

葉が密集し過ぎて風通しが悪くなると、株が蒸れて黄色に変色し枯れてきてしまうので、込みあっていると感じたらその部分を収穫するようにすると良いですね。

  

いかがでしたか?

料理の付け合わせやトッピングにパセリがあると、それだけで華やかになるので、あると重宝しますよね。しかも育て方は至って簡単なので、ガーデニング初心者の方でも手軽に楽しめる植物ですよ。

   

まとめ

 パセリの育て方で気を付けたい5つのポイント

・パセリについて知ろう!
・植え付け
・お手入れ方法
・増やし方
・収穫

スポンサーリンク

かぴばらニュース“をTwitterでフォロー!


ブックマーク Twitter Facebook でこの記事をみんなに知らせよう!