観葉植物として人気の「パキラ」は、金運向上のアイテムとしても人気が高いようです。
生命力が強く比較的育て方も簡単である事から。多くの人に選ばれるパキラですが、やはり何もせず放っておいたら枯れてしまいますよね。
今回はパキラの育て方のポイントについてご紹介したいと思います。
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パキラの育て方で知っておきたい5つのポイント
パキラの基本情報
パキラは本来熱帯性の樹木で、高いモノで15mくらいまでになる木ですが、園芸用としては10㎝~2m程までのモノを鉢植えにして観葉植物にしています。
幹はとっくり状に太くなっていて、葉の軸を長くのばしてその先端に5~7枚の葉が傘を広げたような形でついています。その特徴的な葉は、楕円形で先端が少しとがっていて、やや厚めの革質で光沢があるのが特徴です。
観葉植物のパキラの場合は、花を見る機会は少ないと思いますが、何百本もの糸のような雄しべがふわっと広がって、線状のくるりと反り返った花びらがとても印象的な花が咲きます。
今は観葉植物用に手のひらサイズのパキラや、幹を三つ編みにしたようなパキラもありますし、葉に白や黄色の模様が入った斑入り種も人気ですね。また幹に鋭いトゲが生えているようなパキラもありますが、これはトックリキワタという樹木にパキラを接ぎ木したものです。
置き場所
パキラは比較的強い観葉植物ではありますが、本来熱帯生物であるので寒さには弱いです。冬は室内の陽が当たる窓際が置き場所としてはベストですが、夜になると冷えてしまうので気を付けましょう。越冬温度は5℃~7℃を目安にして下さい。
逆に真夏は直射日光が当たると葉が焼けてしまう事もあるので、午前中だけ陽が当たる場所や、1日中明るめの日陰に置くのがベストです。
ある程度日陰でも育ちはしますが、全く日当たりが無い所だと枝が間延びして全体のバランスが悪くなってしまう場合があります。生育期はできるだけ陽に当てた方が、しっかりした株に育つでしょう。
水やりと肥料
パキラの生育期は5月~9月ですが、この時期は土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげて下さい。室内のあまり陽が当たらない所で育てる場合は、水やりを少し控えめにして乾燥気味にした方が間延びを防げます。乾燥にも強いので、多少乾かしておいてもしおれたりする事は無いでしょう。
秋から冬にかけては水やりを徐々に控えめにしていって、真冬には土が乾いてから2,3日後に水をあげるようにしましょう。ただし真冬でも15度を超える気温を保っている場合は、それまで通りの水やりをして下さい
肥料は年に1回、5月頃に観葉植物用の肥料などを土の上に置くだけで十分です。しかし大きく育てたい場合は、その後2~3か月ごとに同じように肥料を与えて下さい。特に生育期に肥料を与えると、急速に大きくなる事もありますが、気温が下がってくると生育も遅くなるので、冬の間は肥料は必要ないでしょう。
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日常のお手入れ
大きく育って鉢の中が根詰まりを起こしてしまうと、下の方の葉から落ちていく事もあります。この場合は葉の無くなった枝を切り戻して仕立て直しを行ってください。パキラの枝や幹は、どの部分から切ってもわきから新芽が出てくるので安心ですよ。
葉が全て落ちてしまって枯れているように見える枝でも、切ってみた時に断面が緑色をしているなら復活できる可能性はあります。ただし幹全体が腐ってしまったりすると、復活は難しいでしょう。
冬は生育が鈍くなる時期なので、切り戻しを行うのは5月~7月が最適な時期となります。
葉に斑が入っている種類は元々生育が弱く、強い光に当てると葉焼けしやすい傾向があります。生育が弱い事から普通のパキラに接ぎ木されたものが出回っていますが、この場合は接ぎ木された部分よりも下で切ってしまうと、新芽は全て普通のパキラとなるので注意してくださいね。
増やし方
パキラは挿し木か種まきで増やす事ができます。
挿し木をする場合は、5月~7月の生育期に切り戻しした枝を、2節くらいの長さに切って、大きな葉も半分くらいに切ってからそのまま土に挿します。ただしこの方法で増やしたパキラは、普通のパキラのように太い幹にはなりません。
種から撒いて育てた場合は太い幹になりますが、種が市販されていない事や、なかなか花が咲かないので種が取れない事もあり、一般的には難しいでしょう。
いかがでしたか?
いくらパキラが生命力が強いと言っても、やはりきちんと育て方を知っていた方が長持ちするというメリットがあります。
パキラのような観葉植物があると部屋の雰囲気がガラッと変わるので、お部屋のインテリアとしても重宝しますよ。
まとめ
パキラの育て方で知っておきたい5つのポイント
・パキラの基本情報
・置き場所
・水やりと肥料
・日常のお手入れ
・増やし方
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