マリーゴールドの育て方の5つの注意点

マリーゴールドの育て方の5つの注意点黄色やオレンジなど優しい色合いで明るい雰囲気になるマリーゴールドは、ガーデニングを楽しむ方にはぴったりの花です。

開花期間も長く、ボリューム感もあり、栽培も比較的簡単なので、ガーデニング初心者でも十分に楽しむことができますよ。

しかしせっかく可愛らしいマリーゴールドを植えたところで、放っておけば枯れてしまいます。大切に育ててきれいな花を楽しむためにも、マリーゴールドの育て方においての注意点を知っておきましょう。


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マリーゴールドの育て方の5つの注意点

 

マリーゴールドの種類

マリーゴールドには大きく分けて2種類があります。特に目立った特徴の違いはありませんが、見た目や耐暑性違いがあり用途が異なってくるので、覚えておいた方が良いでしょう。

「フレンチ種」は草丈が15㎝~40㎝位で、鉢やプランター、コンテナに植えるのが適しています。花壇に植える時は前方に配置するのがベストで、密集して沢山植えると、満開時は花のじゅうたんみたいになって美しい花壇が完成するでしょう。暑さには弱く、30度を超すと花が咲かなくなってしまいます。

「アフリカン種」は大型種が多く、草丈は50㎝~2mにまでなるので、鉢植えにはあまり向いていません。他の植物を隠してしまうので、花壇に植える時は後方に植えるのがベストで、沢山植えると存在感がありインパクトがある花壇になるでしょう。

フレンチ種とアフリカン種をかけ合わせた「アフロフレンチ種」もあり、こちらは草丈が低くて花が大きいのが特徴です。

植え付け

一番大切なポイントは水はけがよい土である事で、それさえ満たしていれば土質は選びません。プランター栽培の場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土や、花用の培養土を使うと良いでしょう。

マリーゴールドは主に春に種を蒔いて初夏から花を咲かせますが、一年草で冬前には枯れてしまうので、一度植えたら植え替える必要はありません。

日当たりが悪いと株が弱ってしまい花付きが悪くなるので、日が当たるののはマストな条件です。真夏は暑さのせいでいったん花が咲かなくなることがありますが、プランターなど移動できる場合は風通しの良い所に移動して熱がたまらないようにしてあげましょう。

追肥は必要ですが、やり過ぎは花付きを悪くする原因になります。特に窒素分の多い肥料を与えすぎると、葉や茎だけが育って開花が遅れたり花付きが悪くなるでしょう。

 

日常のお手入れ

葉や茎が茂って混み合ってくると風通しが悪くなるので、熱がたまって蒸れてしまいます。それが原因で生育が弱くなり、下から枝が伸びなくなり、開花も途切れてしまうので、混み合っている部分は早めに間引きするのがポイントです。

また暑さにも弱いので、真夏に一度草丈を思い切って半分くらいになるまでバッサリ切り落とすと、秋には再びきれいな花を咲かせることができます。特にフレンチ種は暑さに弱いので、切り戻しを行うと良いでしょう。

枯れた花をそのままにしておくと、雨で腐ってしまったり栄養分を吸い取られてしまうので、こまめに切り落としてください。

アフリカン種のように大きな花を咲かせるマリーゴールドは、雨が降ると花びらの間に水が溜まって重たくなるので、茎が重さに耐えきれず折れてしまう事があるので気を付けましょう。一度折れた花は元には戻らないので、切り花として楽しむと良いですね。

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増やし方

増やす方法は種まきかさし芽です。

種まきの時期は4~5月、発芽の適温は15度~20度です。種は大きめで蒔きやすく、発芽日数も短いので扱いやすいでしょう。

さし芽の場合は、本葉が10枚くらいついた時点で、上から1~2節の位置で芽先を切り落とすと脇から芽が出てきて、ボリュームも出て見栄えが良くなります。

花壇に植える場合は、種から増やした方が大きさも揃うのでおすすめですが、花の咲いていない茎を切って土に挿しておくだけでも根付きます。種まきのシーズンを逃してしまった時はこの方法で苗を作るのも良いでしょう。

フレンチ種の場合は、4月~5月に種を蒔くと初夏~梅雨時期に開花して、一旦真夏に休んでから秋に再び花を咲かせます。梅雨時期に蒔いた場合は、夏に苗が育ち秋に花を咲かせますが、この時期に種を蒔くと発芽気温が適温に比べて高く、花に影響が出るかもしれないので気を付けてください。

 

かかりやすい病気

マリーゴールドを育てる時に気を付けたいのは「立ち枯れ病」です。特に苗の時期に発生しやすいので、種を蒔くときには清潔な土を使うように心がけると予防になります。

高温で乾燥している時期にはハダニなどの害虫被害にも注意が必要です。ハダニはマリーゴールドの栄養を吸って成長を妨げてしまうので、見つけ次第薬を散布して駆除してください。

根から侵入して害を与えるセンチュウと言う害虫がいますが、マリーゴールドの根に含まれる「アルファ・ターチェニール」という成分はセンチュウの発生を抑える効果があるので、防虫目的で花壇に植えても良いですね。

 

いかがでしたか?

色とりどりのきれいな花を咲かせるマリーゴールドは、比較的育て方も簡単なのでガーデニングには最適の花と言えるでしょう。水を吸う力も強く、切り花としても使えるので、家の外でも中でも楽しむ事ができますね。

ぜひご紹介した育て方を参考にしていただいて、きれいなマリーゴールドを楽しんでくださいね。

 

まとめ

マリーゴールドの育て方の5つの注意点

・マリーゴールドの種類
・植え付け
・日常のお手入れ
・増やし方
・かかりやすい病気

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