レモンの育て方で知っておいてほしい5つのポイント

レモンの育て方で知っておいてほしい5つのポイント

レモンといえば、今年は”塩レモン”で新たない面を知ることになりました。

ちょっと調べてもみましたら、なんとレモンはインド原産なのです!それもヒマラヤ山麓の西部、大きくなると5mを越す高さになります。

もっと気候の温暖な、スペインやイタリアの原産だと思っていましたので、驚きでした。そのレモンについての情報をお伝えしていきますね。


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レモンの育て方で知っておいてほしい5つのポイント

 

その1:レモンの産地

世界1位中国、2位インド、3位メキシコ、4位アルゼンチン、5位ブラジル、6位アメリカ、7位トルコ、8位スペイン、9位イラン、10位イタリア他です。

ゲーテの詩に、”君よ知るや南の国、レモンの樹は花咲き…”と歌われていたのをたまたま知っていたので、ヨーロッパ南部の、温暖な気候風土の中でよく育つ植物だと思っていました。

ところが実際の産地は上記のような結果でした。日本に輸入されているのは主にアメリカからです。

 

 その2:国産のレモン

栽培はみかんと同じ有機物を多く含んだ日あたりのよい暖かい土地で可能で、しかも潮風に強いため海岸沿いでの栽培も可能だそうです。国内生産地の1位は広島県、2位と3位は愛媛県、和歌山県です。

今まで、国産レモンは生産数が少ないため、地産地消であまり流通していませんが、今年はやった塩レモンのような皮ごと食用にするときには、無農薬であることが望ましいため、無農薬の国産レモンの需要が増えるのではないでしょうか。

 

 その3:レモンの品種

まずどんな品種を選ぶかです。

・リスボン 主にカリフォルニア、内陸地帯で生産されているレモン、果汁が多くて酸味が強く、爽やかな香りがあります。日本に輸入されているサンキストレモンのほとんどはリスボンレモンです。

・ユーレカ(ユーリカ)外観味ともにリスボンによく似ているレモン、カリフォルニアの太平洋沿岸地帯と南アフリカで栽培されています。・ポンテローザ 普通のレモンの3倍の大きさのジャンボレモン。ごくわずか、日本でも流通するようになってきました。

・ジェノバ チリで主に栽培されていて、種が少なく1個100g~140g位で、果汁が多く香りもよいです。日本に輸入されているレモンの約3割を占めています。

・マイヤーレモン オレンジとレモンの自然交雑で生まれたといわれている種類です。果実は丸みを帯びて、完熟すると果皮がオレンジ色になります。香りが良く酸味は弱いといわれています。

レモンはインド原産ですので、温暖な気候で降水量の少ない有機物を多く含んだ土地を好みます。そのため寒さに弱く、耐寒気温は3℃までです。中でもリスボンとマイヤーレモンは寒さに強く、瀬戸内以西の平野部では地植えができます。他の品種は鉢植えにして寒い間は暖かいところに置きます。

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その4:レモンの育て方

レモンの種は、気温が15℃以上30℃以下ならいつでもまけます。でも芽が出た後のことを考えると、寒さに向かう秋よりは、暖かくなっていく春まくほうが良いでしょう。春で、気温が15℃以上30℃以下なら、地面にじかまきもできます。

・よく種を洗ってぬめりを取ったらすぐに1~2cm埋めてください。(鉢・ポットも同じ)

・芽が出るまでは乾かさないようにします。(あまり小さいポットだと乾きやすいかもしれません。)上はラップをして、鉢の底に水をためられるお皿を敷いて、鉢の底から水をあげる方が楽です。

・初めのうち(1~2年)は成長がものすごく遅いです。できるだけ日に当てるようにして育ててください。剪定は木が30cmほどになるまではタブーです。ある程度そろったら間引きをして、いい株だけを残して育てます。

・3年目になったら大きな鉢か、日当たりが良く、風もある程度通って5mの木が生えていてもいい所に植え替えをします。

・植え替え後はネメデールを与えて、常に多湿にします。

・アゲハチョウのイモムシがやってきます。油断していると大事な葉が全部食われてしまうので、何か防ぐ方法を考えてください。

肥料について

直まきする場合は、植え付ける1週間くらい前に速効性肥料か有機質肥料を元肥として植える穴の底にまいておきます(元肥)。それからは6月と11月に速効性化成肥料を追肥します。

・鉢植えは、3月、6月、10月に速効性肥料か有機質肥料を与えます。

・剪定は2月から3月末ですが、初めの数年はしないでください。

・実がなるまでは、種を植えてから10年はかかります。毎年世話を欠かさないでください。

 

5:驚きのレモン情報

最近では、剪定の済んだ苗木が1本2000円~5000円くらいで手に入ります。この苗木を買う良いところは、面倒な時期をプロが手をかけて育ててくれるので、あとは数年して実がつくのを待つだけということです。

といっても、剪定や、追肥やり、常に多湿な状態にしておく、害虫や病気から守るという手間はかかります。最初から小さいながらも木の状態で届くでしょうから、”木を育てる”面白さもあります。

 

いかがでしたか?

レモンを育ててみませんか。瀬戸内以東では鉢植えということになりますが、種からか苗木からか、何年か先にはお手製の無農薬レモンを、塩レモンやレモンティーやレモンジャムで楽しめることを楽しみに、挑戦なさってください。

植物は生きていればどんなに遅くても成長します。芽が出て、葉や枝が伸びて、甘い香りの花が咲くまでは当分先のお楽しみですが、その過程が楽しめます。

 

まとめ

レモンの育て方で知っておいてほしい5つのポイント

その1:レモンの産地
その2:国産のレモン
その3:レモンの品種
その4:レモンの育て方
その5:驚きのレモン情報

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