バジルの栽培で知っておきたい5つのポイント

バジルの栽培で知っておきたい5つのポイントイタリア料理には欠かせないハーブであるバジルは、独特の風味が食欲をそそり、幅広い年代から人気があるハーブでもあります。最近は家庭菜園でバジルを栽培して料理に活用する人も増えているようですね。

比較的栽培しやすいと言われるバジルですが、やはりポイントを押さえておかないと失敗する事もあります。おいしいバジルを育てるためにも、ぜひポイントを押さえておきましょう。


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バジルの栽培で知っておきたい5つのポイント

 

バジルの特徴

バジルは初心者でも育てやすく、利用頻度の高いハーブです。短期間でかなり増えるので、育て方よりも収穫したバジルをどう使うかの方が問題になるかもしれません。

育て方のポイントは強い直射日光を避ける事と水を切らさない事です。

春に種を蒔くか苗を植えるかして、柔らかい葉っぱを選んで収穫します。冬には枯れてしまいますが、室内の温かいところなら越冬も可能でしょう。

ハーブ類全般の栽培ポイントとも言えるのは「摘芯」です。摘芯とは上の方の新しい芽をハサミで摘む事によって脇芽が出てきて葉が増えていく事ですが、これを繰り返すことでより多くのバジルが収穫できます。

花が咲くころには葉っぱが硬くなって食べられなくなってしまうので、花が咲く茎が生えて来たらすべて収穫してしまいましょう。

 

植え付け

種を蒔く場合は、5月以降に土の上にパラパラと蒔いて、土をかぶせると発芽しにくくなるのでそのままかぶせなくても大丈夫です。

発芽したら葉っぱが重ならないように貧弱な芽を摘んでいきますが、この芽は「スプラウト」のようにサラダに入れて食べる事も出来ますよ。株の間隔が15㎝以上になるように間引きしますが、余った株はプランターで育てたりするのも良いでしょう。

苗の場合、鉢で育てる時は6号鉢に苗1個、プランターの時は65㎝プランターに苗3,4個を目安にしてください。

寒さには非常に弱いので10度以下になると障害が出る可能性が高まります。4月だと夜間に10度を下回る可能性もあるので、外に出しておくと全滅してしまうかもしれません。虫が付きやすいので避けた方が良いでしょう。

 

水やり・肥料

バジルは乾燥に弱いので、夏場の水やりには特に注意してください。特に鉢やプランターで栽培している場合は、地植えに比べて乾きやすいので気を付けましょう。土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を上げますが、乾燥がひどい場合は地面に腐葉土を敷いて乾燥を防ぐのも裏ワザです。

夏は朝夕2回、春秋は晴れたら毎日、プランターの底から水が染み出すくらいしっかりと水やりします。水をやりすぎると根腐れしてしまうので、土が乾いていたら水やりのタイミングと思ってください。

日に日に成長していくので肥料も切らさないようにします。植え付ける時に、土にゆっくりと効いていくタイプの肥料か油かすを混ぜ込んでおくと良いですよ。追肥としては春から秋まで月に1回の割合で株元に油かすを与えたり、週に1回ほど液体肥料を与えます。下の方から葉っぱが落ちて来たら肥料不足のサインだと思ってください。肥料が多すぎると虫が付きやすいので、このサインが出始めてから追肥するのも一つの手段でしょう。

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管理場所

日光を浴びてぐんぐん伸びるバジルですが、5月辺りでも強い日差しを浴びると葉っぱが茶色くなってしまう事があります。バジルは比較的丈夫なので、そのままにしておけば日差しにも慣れてきますが、やはり真夏ともなれば確実に葉焼けするので、半日陰に移動させましょう。

バジルをはじめハーブ全般を育てる時に注意したいのは害虫です。室内でも高層マンションのベランダでもアブラムシやハモグリバエは来る可能性があるので、ある程度害虫対策をする事が必要です。最近は人体に害のない農薬やオーガニック虫除けなどもあるので、害虫防止に役立ててください。

 

増やし方

バジルは収穫した種を蒔くか、挿し木で増やしていく事ができます。

種の場合は発芽するのに20度以上の気温が必要になるので、十分に気温が上がる4月中旬以降に蒔くと良いでしょう。植え付け時と同じように土を被せないようにしてください。

挿し木の場合は、先端を葉が4,5枚付いた状態で摘んで湿った赤玉土に挿しておきます。完全に根が出るまで乾かさないように気を付けて、明るい日陰に置いておきましょう。また水を入れたコップに入れておくだけでも根が出るので、こまめに水を変える事さえ注意すれば簡単に挿し木苗を作る事ができますよ。

とにかく増えやすいのがバジルの特徴でもあります。きれいな葉っぱを沢山収穫したい場合は、こまめに摘芯して、それを発根させて増やしていくと良いでしょう。

 

いかがでしたか?

バジルを栽培していると良い香りが漂ってきてリラックス効果にもなります。収穫量が多いのも特徴ですが、大量に収穫したバジルでジェノバソースを作ったり、ハーブティーにするのも良いですね。

自分で栽培したバジルで作れば、格別に美味しく食べる事ができるでしょう。

 

まとめ

バジルの栽培で知っておきたい5つのポイント

・バジルの特徴
・植え付け
・水やり・肥料
・管理場所
・増やし方

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