ブルーベリーの育て方で押さえておきたい5つのこと

ブルーベリーの育て方で押さえておきたい5つのこと視力回復や眼精疲労にも効果的と言われているフルーツ「ブルーベリー」は、ガーデニングの素材としても楽しまれている「ベリーの王様」です。

収穫してジャムにしたりケーキのトッピングにしたりと楽しむためには、押さえるべきポイントをきちんと押さえた育て方をして沢山収穫したいですよね。

今回はブルーベリーの育て方についてのポイントをご紹介したいと思います。


スポンサーリンク


 

ブルーベリーの育て方で押さえておきたい5つのこと

 

ブルーベリーの基本情報

ブルーベリーは、落葉樹の小果樹種で、元々は北アメリカ原産の野生植物から品種改良されたツツジ科の樹木です。6月から8月にかけて実がなり、その実は「ベリーの王様」と呼ばれ世界中で食べられています。

春には釣り鐘状の可愛らしい花が咲き、夏には実がなり、秋には紅葉と1年を通して楽しめるので、ガーデニング素材としても人気がありますね。

栄養価が高い事でも有名なブルーベリーですが、実に含まれる食物繊維はフルーツの中でもトップクラスです。また最近ではラビットアイブルーベリーという品種の葉に含まれているポリフェノールの一種である「プロアントシアニジン」に、抗脂肪肝作用や血圧上昇を抑える作用があるという報告もあります。

さらに果皮に多く含まれるアントシアニン色素には、視力回復や眼精疲労の回復に効果的と言われています。

 

品種の種類

日本で栽培されるブルーベリーの種類は「ハイブッシュブルーベリー」と「ラビットアイブルーベリー」があります。それぞれの特徴を知った上で地域や気候に合った種類を選ぶ事が育て方のポイントにもなりますよ。

ハイブッシュブルーベリーは大きく分けて「ハイブッシュ系(北部系)」と「サザンブッシュ系(南部系)」に分かれます。比較的涼しい気候を好むので、東北地方や中部地方などリンゴの栽培がおこなわれている地域が適しています。

ハイブッシュ系は果実が大きく、早生種が多いのも特徴なのに対し、サザンブッシュ系はハイブッシュ系に比べるとやや果実が小さめで、極早生種が多くなっています。

ラビットアイブルーベリーは温暖な気候を好むので、温州ミカンの栽培が行われている地域が適しています。耐暑性、耐乾性が強く比較的栽培が簡単なので、初心者にはおすすめの品種でしょう。果実は中くらいの大きさで、晩生種が多いのも特徴です。収穫量が多くなるので、ジャムなどの加工用や観光果実園などに重宝されています。

 

植え付け

ブルーベリーの苗は枝が太くつやっぽい物を選び、植え付けは他の落葉樹と同様1月から2月の寒期を避けて、芽や根の成長が止まっている時期に行うと根が傷む心配がないでしょう。

関東地方から北では春植え、西では秋植えがおすすめです。

日当りが良く水はけの良い所を選んで植え付けますが、用土としては野菜栽培用に石灰などで酸度調整してあるものは避けて、水はけと水持ちの良い酸性用土を使いましょう。特に野菜や花の栽培に使われる「酸度未調整ピートモス」を事前に水と混ぜておいて多めに入れると良く育ちますよ。

庭植えにするなら、掘り上げた土3:給水させたピートモス5:赤玉土小粒2の割合の用土を使用します。植え付ける時は根鉢をしっかりと崩しておかないと新しい根が伸びないので気を付けましょう。

植え付けた後はしっかりと支柱をして、水をたっぷりと与えて下さい。肥料は植え付けの時に油かすや有機固形肥料を置いて、真夏に追肥をする程度で大丈夫です。

スポンサーリンク

育て方の注意点

ブルーベリーは「自家不和合成」といって、自身の花粉では実が留まりにくい性質があります。特にラビットアイブルーベリー種はその性質が強いので、同じ種類の違う品種を2本以上近距離に植える事で、ミツバチなどの昆虫によって受粉されて果実が実り収穫もできます。

例えばマンションのベランダや人通りが多い場所では昆虫が少ない事も考えられるので、その場合は違う品種の花粉を使って人工授精をするのも一つの方法でしょう。

水やりも育て方のポイントになります。ブルーベリーは1回水切れするとなかなか回復しないので、暑い時期には注意が必要です。株元にもみ殻やウッドチップを置いて急な乾燥を防ぐのも良いブルーベリーの育てるコツと言えます。

剪定は1月から2月の休眠期か、8月から9月に行います。まだ十分に成長していない場合は剪定の必要がありませんが、3,4年目になると枝が混み合って風通しが悪くなるので、混み合っている部分の枝を根元から選定して風通しを良くして上げましょう。

 

増やし方

ブルーベリーは、休眠期に枝挿しにするか、緑枝挿しによって増やす事ができます。

緑枝挿しとは、新芽を10センチほどの長さに切り落とし、葉を2枚残して後は取り除きます。残した葉は枝についている部分を残し半分程に切り、枝の先端を斜めに切り直します。

水で湿らせたピートモス1:赤玉土小粒1の割合で混ぜた用土を鉢に入れて枝を挿し、鉢をビニール袋で覆ってハウスのような状態にしてから日陰に置いておきます。毎日水をスプレーして、1か月ほどで発芽しますが、そのまま管理して春になったらポットに移植します。

 

いかがでしたか?

見ても良し食べても良し、おまけに栄養価も高いブルーベリーは、自宅で簡単に育てる事ができるフルーツなので、是非ご紹介した育て方を参考にしていただいて、ブルーベリーの栽培を楽しんでくださいね。

 

まとめ

ブルーベリーの育て方で押さえておきたい5つのこと

・ブルーベリーの基本情報
・品種の種類
・植え付け
・育て方の注意点
・増やし方

スポンサーリンク

かぴばらニュース“をTwitterでフォロー!


ブックマーク Twitter Facebook でこの記事をみんなに知らせよう!